マイ・フェバリット

  マイ・フェバリットソング
 私はマイ・フェバリットにスピッツの「渚」を挙げたい。それも二〇二一年のライブ"NEWMIKKE"での渚を語りたい。 
 渚といえば明るく、きれいで、気分のすっきりする曲調だが、このライブではキーが半音下がったアレンジがなされている。これこそが渚を進化させ、完成させたと私は思う。
 アレンジで原曲よりも落ち着いた曲調になったことで、楽曲が発売されてからの実際の時間経過が歌詞に乗り、遠い昔を回顧するような雰囲気になった。それとともに深みを増した草野マサムネの歌声と会場中を差す青や水色の光に包み込まれる。
 楽曲発売から二十五年が経ち、楽曲・演者・演出の全てが真に一体となり、唯一無二となった至高の演奏には心を打たれる。

 

※某ライター講座の宿題である。

マイ・フェバリットなんて、ダサいタイトルなのも先方からそう指定されたためだ。

もともと、2021年の渚の素晴らしさを文章にしたいと思っていて、先延ばしにしていたのでこれはいい機会だった。

原稿用紙1枚400字以内という制限があったので、ブログに載せるなら大幅に加筆してからにしようかと思ったが、おそらくそれは一生なされることがないので、短くまとめたなりの良さもあるかと思うことにして、そのまま載せた。

なぜ、一生なされることがないのか、それを書くのも面倒くさい。

 

https://www.bilibili.com/video/BV1AU4y1K7wS/

この動画の1時間35分あたりから観られるかもしれない。
一ヶ月後にBlu-rayが出るのでそれまでならいいだろう。
なお中国のサイトだからだろうか、Safariでは開かない。